「恋愛はコスパもタイパも悪い」は本当か?モテコンサルが語る恋愛と仕事の意外な共通点<編集後記>
恋愛していますか?
先日、イベントで会った有名経営者がこんなことを言っていました。
「いまの若いのは恋をしないヤツが多い」
失恋が怖い。ドキドキするのが疲れる。だから、恋愛から逃げる人も増えています。
確かに恋愛には“心のパワー”が必要です。人生には楽しいことが他にもたくさんあるので、「恋愛はコスパもタイパも悪い」という考え方もわかる気がします恋愛なんて興味ない。モテる必要もない。そう思う人もいるでしょう。
ただ、そんな風に恋愛から遠ざかると、“心の筋トレ”が不足しがちです。勇気をもって片想いのドキドキを伝える。失恋してボロボロになった心を立ち直らせる。そうした経験ができない。
その結果、仕事でも不安定な時代に立ち向かえない人間が量産されてしまうと、その経営者は憂いていました。
恋愛は心だけじゃなく、スキルも鍛えてくれる
今回、インタビューした“モテコンサル”の勝倉千尋さんも、恋愛と仕事について興味深い話をしてくれました。
「婚活して自己理解を深めたら、出世した、転職がうまくいった。そんな事例、本当に多いんです」
勝倉さんの分析では、「コミュニケーション」や「相手からどう見られるかの意識」は、恋愛も仕事も同じだからではないかと。
恋愛は心だけじゃなく、色々なスキルを鍛えてくれるようです。
とはいえ、「じゃあ恋愛をしろ!」と言われても困りますよね。仕事のために恋愛するなんて、ちょっとおかしな話です。
ただ、仕事のときに「恋愛だったら……」と考えてみるのはアリです。
まずは相手の興味に寄り添うことから

私も勉強会で「広報PRと恋愛は同じだ」というテーマで講師をしたことがあります。
たとえば新製品を世の中に広めたいとき、どうしますか?SNSでつぶやく?プレスリリースを送る?
でも、広報担当者はよくこう言います。
「一生懸命アプローチしたのに、全然取り上げてもらえない」
なぜでしょうか? よくあるのが、「高機能」「便利」「安い」など優れた点の押し付けだけになっているケースです。
もし恋愛ならどうしますか? 好きな人ができたら、相手のことを知って、振り向いてもらえるよう作戦を練りますよね。
「私は見た目がいいです」「収入が高いです」「だから付き合って」
多くの場合、こんな押し付けでは、恋愛はうまくいきません。外見や収入がどれだけ優れていても、興味なければ振り向いてもらえません。自分のスペックを自慢しても逆効果。それよりも、趣味や価値観を知ってもらうことが大事です。
「スイーツ好きなんだね。いい店を知っているから今度行こうよ」
「アクション映画がお好きなんですね。SF映画好きな私ですけど、アクション好きな人もハマるSF作品があるんです」
相手の興味に寄り添えば、興味を持ってもらえる可能性はグッと上がります。
新製品のアピールだって同じです。自信を持つのは大事。でも、それを押し付けるのではなく、SNSユーザーやメディアが何に興味を持っていて、どうしたら興味を持ってもらうかを考える。それによって、世の中に大きく広がるサービスが生まれます。
恋愛も仕事も、失敗から学ぶのが一番。
……と偉そうに語っていますが、動画を見ればわかる通り、私は大学時代まったくモテませんでした。
勝倉さんからは「しゃべりすぎですね」と気持ちよくダメ出しされました。恋愛でも仕事でも、ダメなところをさらけ出して指摘してもらえるのが、私の強みです。
そう強がりを記しながら、きょうはここまで。
恋愛も仕事も、失敗から学ぶのが一番。まずは「しゃべりすぎ」を直すところから始めます。あなたは、どこから始めますか?
<文/清水俊宏 撮影/岡戸雅樹>
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清水 俊宏