建設業界では超異例 現場監督の育成期間を「10年→1年半」に圧縮
進和建設工業株式会社の若手現場監督(23歳)
進和建設工業株式会社(本社:大阪府堺市、代表取締役会長:西田芳明、以下進和建設)は、入社2年目の若手現場監督が初めて一棟を担当したRCマンション「(仮称)日本橋東2丁目マンション」を、2026年2月末に竣工予定です。
建設業界では、現場監督が一人で現場を任されるまでに5年~10年かかることが一般的とされています。その中で、未経験で入社した若手現場監督が、約1年半で一棟を担当し、無事竣工を迎える点は、当社にとっても象徴的な事例です。
本プロジェクトの実現は、個人の能力や根性論によるものではありません。背景には、「商品としての建築」という考え方と、現場管理を仕組みとして支える体制、そして協力業者との長期的なパートナーシップがあります。
■ 理由①:建物を“商品”として規格化している
進和建設のRCマンションは、設計・仕様・工程があらかじめ商品として規格化されています。
代表的なRCマンション商品では、構造や納まり、設備仕様、工程の流れまでが標準化され、オーナーの要望は「オプション」として切り分けられています。
一般的なゼネコンでは、現場ごとに設計条件や仕様が異なり、監督は長時間図面を読み込み、工程を一から組み立てる必要があります。
一方、進和建設では「標準+差分」という考え方により、若手監督でも把握すべきポイントが明確になっています。
本プロジェクトにおいても、若手監督はゼロから工程を組み立てる必要がなく、標準仕様をベースに現場を把握・管理することができました。
■ 理由②:工事を「生産ライン」で管理する仕組み
進和建設では、RCマンションの建設工程を9つに分解して、管理しています。

各ラインには標準日数と作業サイクルが設定されており、例えば躯体工事は「1フロア10日ピッチを目標」といった形で管理されます。
これにより、本プロジェクトでも、入社2年目の若手監督が「今どの工程にあり、次に誰が入るのか」を明確に把握しながら現場を進めることができました。
■ 理由③:逆算日報による“人工管理”の徹底
進和建設の現場では、単なる作業日報ではなく、「逆算日報」という考え方を採用しています。
あらかじめ

を決め、その範囲内でいかに早く、少ない人工で終わらせるかを現場監督が考えます。
この仕組みにより、工期短縮・品質均一化・協力業者の利益確保を同時に成立させ、本プロジェクトにおいても大きな工程の乱れなく工事を進行することができました。
■ 理由④:現場監督の仕事を「3原則・3作業」に絞っている
進和建設では、現場監督に求める役割を以下のように明確に定義しています。

本プロジェクトでも、この役割定義が判断基準となり、「判断に迷わない」「仕事の軸がぶれない」と若手監督でも迷いなく現場を運営することができました。
■ 理由⑤:協力業者も“商品と工程”を理解している
進和建設は、協力業者を頻繁に入れ替えません。
長年取引してきた固定協力業者が、当社の仕様・生産ライン・工程感覚を共有しています。
その結果、
- 現場監督・会社上層部・施工チーム(職人)が工程や進捗を三層でチェック
- 次工程を見越した提案が職人から出る
- 業者同士が工程を確認し合う
といった体制が自然に成り立っています。
本プロジェクトにおいてもこれらの体制が若手監督を支える土台となりました。
■ 約1年半で現場を任せられるのは「仕組みの結果」
本プロジェクトの竣工は、進和建設が長年積み重ねてきた

以上を会社全体のインフラとして積み重ねてきた結果です。
進和建設工業は今後も、建設業界が抱える「人が育たない」「現場が属人化する」という課題に対し、仕組みで解決する建設会社として取り組みを続けてまいります。
■ 若手現場監督 コメント

私は大学では文化系の学部出身で、建築は未経験のまま入社しました。
建設業界は、現場を任されるまでに何年もかかるものだと思っていたため、入社1年半ほどで現場を任されると聞いたときは不安もありました。
「(仮称)日本橋東2丁目マンション」で初めて現場を担当しましたが、仕様や工程が商品として整理されており、「今何をするか」「次に誰が入るか」が常に明確でした。
図面や工程表を見れば、次に確認すべきことが分かるため、未経験の自分でも現場に向き合うことができています。
この仕組みがあったからこそ、未経験の私でも現場監督として竣工まで担当できたと感じています。
■ 現場監督の仕事を映像で知る
若手現場監督・能見竜馬のコメントで触れている進和建設工業の現場監督の仕事や、現場での人間関係、判断のリアルな様子については、YouTubeドキュメンタリー作品でも紹介されています。
実際の現場の空気感や、現場監督がどのように職人と向き合い、現場を動かしているのかを、
映像を通じてご覧いただけます。
YouTubeドキュメンタリー「僕らはここで熱くなる」

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Future Leaders Hub編集部