入院、無職、貯金ゼロ…「人生のドン底」で見つけたビジネスチャンス、奇跡の逆転物語
2026年、市場規模は拡大の一途をたどる「推し活」ブーム。 その最前線を走る企業の一つが、オリジナルグッズ専門店「ファンクリ」を運営するFUN-CREATE株式会社です。今回の『脱・税理士スガワラくんの Future Leaders Voice』にお招きしたのは、同社代表取締役の十文字眞輝(じゅうもんじ まさてる)さん。
今でこそ「推し活」ビジネスのトップランナーとして活躍されていますが、その原点は「どん底」からのスタートでした。 入院、失業、そして投資の大失敗……。すべてを失った男が、なぜ「アイドル応援うちわ」で人生を切り拓けたのか? スガワラくんとIMALUさんがその劇的な半生に迫りました。
「入院、無職、無貯蓄」からのスタート

スガワラくん: 今回のゲストは、まさに「ドン底からの再起」を果たした経営者、十文字正輝さんです。 実は僕、今日スタジオに入ってびっくりしたんですよ。目の前に僕のアクリルスタンドとか、応援うちわがズラッと並んでいて(笑)。
十文字: はい(笑)。今日はスガワラさんのために、スマホで作れるオリジナルグッズを作ってきました。このアクリルスタンドはクリップにもなっているので、名札みたいに胸ポケットに付けられるんですよ。
IMALU: すごい! 私も驚きました。十文字さんは今、こうした「推し活グッズ」のトップランナーとして大成功されていますが、実は人生のスタートはかなり過酷だったそうですね。
十文字: そうですね……「ドン底」と言うと大げさかもしれませんが、本当に何もない時期がありました。 元々はマクドナルドで10数年働いていて、そこから「独立したい」と思って飛び出したんです。でも、その後に転職した営業の仕事がまったく上手くいかなくて。ストレスで体が反応してしまったのか、ある日突然、声が出なくなってしまったんです。
IMALU: えっ、声が出なくなったんですか?
十文字: はい。そのまま入院することになってしまい、ベッドの上から会社に「もう働けません」と電話して辞めました。 さらに、職を失ったのと同時に、追い打ちをかけるような出来事がありまして……。 当時やっていた株が「ライブドアショック」で大暴落して、貯蓄もすべて失ってしまったんです。
スガワラくん: うわぁ……入院して、職も失って、さらに株も大暴落。
十文字: まさに「入院・無職・無貯蓄」という状態でした。「これからどうしよう」と途方に暮れていましたね。

ヤフオクで見つけた「9000円のうちわ」
スガワラくん: そんな絶望的な状況から、どうやって「推し活グッズ」に行き着いたんですか?
十文字: 入院中やその後の療養中、何とかしなきゃと思ってヤフオクを見ていたんです。そうしたら、嵐の松本潤くんの誕生日を祝う手作りうちわが、なんと9000円くらいで落札されていたんですよ。
IMALU: ええー! うちわが9000円!?
十文字: 「なんだこれは!?」と衝撃を受けました。僕は昔から手先が器用でモノ作りが好きだったので、「これなら真似して作れるかもしれない」と思って。見よう見まねで作り始めたのがスタートです。今から19年前のことですね。
IMALU: 19年前だと、「推し活」なんて言葉もまだない時代ですよね。
十文字: まったくないです。だから、家で朝から晩までハート型を切ったり、「投げチューして」という文字を作ったりしている僕を見て、奥さんは「変なこと始めたな」「頭がおかしくなったんじゃないか」と心配していました(笑)。周りにも恥ずかしくて言えませんでしたね。
mixiの「足跡」で顧客を開拓
スガワラくん: でも、作ったはいいけれど、当時はどうやって売っていたんですか? 今みたいにSNSが発達していたわけではないですよね。
十文字: 当時は「mixi(ミクシィ)」全盛期でした。mixiには「足跡」という機能があって、相手のページを見ると訪問履歴が残るんです。 これを使って、アイドルのコミュニティにいるファンの方々のページを巡回して、足跡を残しまくるという地道な営業をしていました。
IMALU: 懐かしい! 足跡機能、ありましたね。気になって見に行っちゃうんですよね。
十文字: そうなんです。「この人誰だろう?」と僕のページに来てくれると、そこに「応援うちわ作っています」という情報がある。さらに、ファンの一人として共感してもらえるような日記を書いたりして。そこからヤフオクや自作のホームページに誘導して、少しずつ口コミで広がっていきました。
スガワラくん: すごいなぁ。お金をかけずに、知恵と行動力で集客していたんですね。
十文字: 当時はそれしか思いつかなかったんです。必死でしたから。でも、やってみたら「出せば出すだけ売れる」という状態で。そこから「これはビジネスになる」と確信して、誰でも簡単にオーダーメイドできる仕組みを作っていきました。

マクドナルドで学んだ「人を育てる」仕組み
スガワラくん: 今では社員さんも30名以上いらっしゃると伺いました。組織づくりで大切にしていることはありますか?
十文字: マクドナルド時代の経験が大きいですね。マクドナルドは「人を育てる仕組み」が完璧なんです。僕みたいな素人が入っても店長になれるマニュアルがあるし、お給料以上に「この仕事が好き」と思えるモチベーション管理が徹底されている。 特に影響を受けたのが「7つの習慣」という教育プログラムです。
IMALU: あのベストセラー本の『7つの習慣』ですか?
十文字: そうです。これを今の会社でも取り入れています。「主体性を持つ」とか、人間としての成長を促すプログラムです。 会社のために働かせるのではなく、「その人の人生を豊かにするために会社がある」というスタンスで、社員一人ひとりの成長を応援したいと思っています。
スガワラくん: 「推し活」で人を応援するビジネスをしている十文字さんが、社員の成長も「応援」している。すごく一貫性がありますね。
十文字: ありがとうございます。奥さんも当時はヒリヒリしていたと思いますが、今はなんとか形になって良かったです(笑)。
スガワラくん: いや、素晴らしいお話でした。ドン底を経験しても、目の前の小さなチャンス(うちわ)を掴めば、ここまで来られる。Z世代の背中を押すエピソードだと思います。
19年前、たった一人でハートを切り抜いていた男性は、いまや多くの「推し」を支える経営者となりました。 「ドン底だと思っているかもしれないけど、何とでもなる」。 十文字さんが語ったその言葉には、修羅場をくぐり抜けた人だけが持つ、確かな説得力が宿っていました。文字だけでは伝えきれないその温かいお人柄は、ぜひ動画本編で感じてください。

【出演者プロフィール】
ゲスト:十文字眞輝(じゅうもんじ まさてる)
FUN-CREATE株式会社 代表取締役
マクドナルドでの勤務を経て独立するも、病気や投資の失敗で無職・無貯蓄のドン底を経験。その際、オークションサイトで見かけた「応援うちわ」をヒントに起業。現在はオリジナルグッズ専門店「ファンクリ」などを運営し、推し活ビジネスのトップランナーとして活躍中。
メインパーソナリティ:脱・税理士スガワラくん (本名:菅原由一)
SMGグループ CEO /1975年、三重県生まれ。元国税調査官の師匠から学び、圧倒的に税務調査に強い税理士として知られ、全国から税務調査立会い依頼が後を絶たない。YouTubeチャンネルは登録者数140万人を突破。ブログはアメブロ【公式】トップブロガーに選任。
アシスタント:IMALU
1989年、東京都生まれ。 語学を学ぶためにカナダの高校へと留学し、現在はタレントとしてテレビやラジオで活躍。東京と奄美大島での2拠点生活を開始し、自分らしい働き方を実践している。
▼十文字眞輝さん最新情報
会社HP:https://fun-create.co.jp/
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UC0_jKzcRqv3vbXt5IChoaOw
オリジナルグッズ専門店「ファンクリ」 公式サイト:https://fun-create.jp/
応援うちわ専門店「ファンクリ」 公式サイト:https://www.utiwa.jp/
番組概要
番組名:脱・税理士スガワラくんの Future Leaders Voice
出演者:脱・税理士スガワラくん / IMALU / ゲスト:十文字眞輝
放送局:金沢シーサイドFM / FM 85.5MHz
放送日:毎週木曜日 / 17:00〜17:30
記事放送回:2026年1月15日(木)
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Future Leaders Hub編集部