「成功する能力はみんなある。ただ、頑張り方を間違っている人が多い」高卒で年収1億円の恩師に教わった成功の秘訣
「自分でもできるかもって、思わせてもらった出会いが一番大きかったです」
合同会社LOKAHI代表、久保田悦史氏は自身のキャリアをそう振り返ります。
会社員として終えるつもりだった人生が、一人の経営者との出会いをきっかけに大きく転換したといいます。
20代の情熱、人生を変えた出会い、そして未来を担う若者へのメッセージ。久保田氏の言葉から、キャリアを切り拓くためのヒントを探ります。
「気づいたら20代が終わっていた」というほどの熱中
久保田氏が20代で最も熱中したことは「起業」でした。
しかし、学生時代から起業を志していたわけではありません。学歴に自信が持てず、成功できるのは特別な経歴を持つ人だけだと考えていた久保田氏は、当初は会社員として生きていくつもりでした。
「ある先輩経営者との出会いがそんな自分の考え方を大きく変えてくれました。会社員として働きながら、その経営者を追いかけて上京。カバン持ちから始まり、事業を手伝う中で、営業代行のような形で資金を作り、ついには出店を果たしました」
当時を振り返ると「目の前のことに躍起になっていて、気づいたら20代終わってたっていう感じです」と笑うほど無我夢中な日々だったとのこと。

人生は「これからどうしたいか」で決まる
久保田氏が「恩師」と慕うその経営者は、高卒でありながら32歳で年収1億円を稼ぎ、5つもの会社を経営していました。
「その恩師は『成功する能力はみんなある。ただ、頑張り方を間違っている人が多い』と教えてくれました。それまでは自分の経歴だけ見て、僕の人生、この先はないかなって思ってたんですけど、自分でもできるかもって思えるようになったきっかけです」
過去ではなく、これからどうしたいかで人生は決めていける。この出会いこそが、久保田氏の人生を大きく動かす原点となったのです。
何が起こるかわからないのが人生。かつて勤めていた建設会社に、自身が立ち上げたお店の工事を発注できたときには、ささやかな恩返しができたことがうれしかったと振り返ります。
時間もお金も、全部体験と経験、人脈にぶっ込む
もし新入社員時代の自分にアドバイスするなら、と尋ねると、久保田氏は「頼まれごとは試されごと」という言葉を挙げました。
「まずは仕事はえり好みせず、どんなことにも全力で取り組む。そして、時間もお金も、全部その体験や人脈を作ることに全部もうぶっ込めって言うと思いますね」
NISAなどの金融投資も一つの選択肢ですが、それ以上に自己投資、特に経験や人との繋がりにリソースを集中させることが重要だと考えています。
この考えは、自身の人生が出会いによって変わってきたという強い実感に基づいています。その経験を伝えるため、数年前からは東京と大阪でキャリアに関する講演活動も行っているそうです。

若い世代に求めるのは「主体性」
終身雇用の時代が終わり、働き方が多様化する現代。もし今20代前半なら会社員をしながらベンチャーを手伝うなど、同時進行でマルチタスクにキャリアを積んでいくだろうと久保田氏は語ります。
そんな久保田氏が共に働きたいと考えるのは「主体性がある若者」です。
「実際、運営するポップアップストアでは、将来お店を出したい若者や経営を考えている人々に参画してもらったり、店頭に立ったり、ディスプレイのアイデアを出してもらったりしています。能力がまだなかったとしても、素直さと向上心があれば、どれだけでも人は伸びていくと思っています」
周囲に流されるのではなく、自ら貪欲に経験を取りにいこうとする姿勢。久保田氏は、その資質を何よりも大切にしています。
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Future Leaders Hub 編集部