就職氷河期が原点…「売上の意味」もわからなかった男性が経営者になった“消極的な理由”
「就職氷河期で、誰にも否定されたくなかった」——そんな消極的な動機で家業のテニスコーチになった青年が、今では会員1650人を抱えるスポーツスクールの経営者に。
5月7日(木)放送の『Future Leaders Voice』のゲストは、石井スポーツ振興株式会社の代表取締役・石井佑典(いしい・ゆうすけ)さん。創業50年のテニス・スイミングスクールを京都で運営する3代目です。
「売上の数字が何を意味するのかさえわからなかった」という経営ゼロからのスタート。平等院鳳凰堂の瓦も手がける老舗一族に生まれた石井さんが語る、不格好な出発点と、そこから見えてきた経営の景色とは。
自社の土地を活かし、創業50年を生き抜いてきた理由
IMALU:石井スポーツ振興さんは、どんな会社なんでしょうか?
石井:創業50年のテニスとスイミングのスクールを京都でやっています。テニスが650人、スイミングが1000人の会員さんがいて。もともと家業が瓦屋で、その工場跡地に作ったスクールなんです。
スガワラくん:自社の土地でやっているのが強みですね。
石井:それが一番の強みです。他の単独スクールと比べると、土地を持っているのとテニス・スイミングの2事業があることが安定につながっています。ちなみに瓦屋のほうは今も父と義理の兄が継いでいて、平等院鳳凰堂の瓦も一社で受けているんですよ。
スガワラくん:平等院の瓦をやってるんですか! すごいですね。
石井:屋根に乗っている鳳凰はレプリカで、本物は地下に保管されているんですが、どちらも世界に2個しかない。義理の兄がその鳳凰を屋根から下ろす作業もしていて、「もし壊したらどうするんだ」という(笑)。そういう世界で仕事をしています。

就職氷河期の挫折が経営者としての扉を開いた
IMALU:石井さんはもともとテニスコーチだったんですか?
石井:そうです。大学が就職氷河期で、精神的にも落ち込んでいて。誰かに否定されるのが嫌で、アルバイトしていた自分の家のテニススクールで就職しようと。それがきっかけです。
スガワラくん:消極的な動機からのスタートだったんですね(笑)。
石井:そうなんです(笑)。でもコーチを始めてみたら、お客さんがテニスがうまくなって喜んでいる姿がすごく嬉しくて。子供の選手コースを作って、教えた子が全国ベスト8になったときに「俺には指導力がある」と勘違いしてしまったんですが(笑)、結局はその子の才能でした。
IMALU:そのあと経営者に?
石井:前任者が急に辞めることになって、いきなり経営者になったんです。売上の数字が何を意味するのかもわからなくて。ちょっとでもお客さんが辞めたら潰れるんじゃないかと毎日ビビっていました。知り合いのスクールに入っていたコンサルタントを紹介してもらって、勉強しながらやってきて。それが今で13年ですね。
スガワラくん:それでテニス650人、スイミング1000人。すごい経営者じゃないですか。
石井:そうなんですかね(笑)。ようやくどうすればいいかがわかってきた、という感じです。
テニス業界の「価格」をぶつけたら炎上

スガワラくん:ショート動画を撮っているとおっしゃっていましたが、なぜ始めたんですか?
石井:求人媒体に出しても人が来なくて。「どんな社長と働けるのか」がわかったほうがいいかなと思って始めました。うちのスタッフにテニスYouTuberで10万フォロワーの子がいて、その編集者に依頼してインスタとTikTokでショート動画を週1で投稿しています。
IMALU:最初の動画はどんな内容だったんですか?
石井:「テニスコートを作るのにいくらかかるか」という話で、1面2億と言ったんです。そうしたらコメント欄が「そんな高くない」と荒れて(笑)。でも実際、香川で3面3億で建てた図面を西東京市で使ったら7億かかったりするので、嘘じゃないんですけどね。その動画が12万再生になっていて。
スガワラくん:採用目的で始めたのに、いきなりバズったんですね。
石井:テニス人口はそんなに増えていないし、習い事の選択肢も昔よりずっと増えた。だからこそ、スクールの中身や経営者の人柄を発信して選んでもらう、という動きは続けていきたいですね。
「逃げ込んだ先が、自分の居場所だった」。と石井さんは笑いながら言います。不格好な出発点こそが、等身大の経営者をつくるのかもしれません。
創業50年の歴史と、動画SNSを使った新しい挑戦。対談の全容は、ぜひ動画本編でチェックしてください!

🗣️出演者プロフィール
●ゲスト:石井佑典(いしい・ゆうすけ)
石井スポーツ振興株式会社 代表取締役
京都の老舗テニス・スイミングスクールを祖母・母から引き継いだ3代目。就職氷河期にテニスコーチとして家業に入り、いきなりの経営者就任を経験。現在では会員1650名規模のスクールに育て上げる。家業の瓦屋は平等院鳳凰堂の瓦工事を手がける京都屈指の職人集団。
●メインパーソナリティ:脱・税理士スガワラくん(本名:菅原由一)
SMGグループCEO。自身のYouTube登録者数160万人超。税理士の枠にとらわれない「脱・税理士」を掲げ、本番組でも日本中の経営者やリーダーたちに、明日から使えるビジネスの知恵と勇気を届けている。
●アシスタント:IMALU
タレント。テレビやラジオで幅広く活躍。東京と奄美大島の2拠点生活など、既存の枠にとらわれない生き方を自ら実践中。視聴者に近い視点からゲストの核心に触れる質問を投げかけ、対談に深みを与える。
📢石井スポーツ振興株式会社の最新情報
石井スポーツ振興株式会社(テニススクール公式サイト):https://www.nltc.co.jp/
スイミングスクール 公式サイト:https://manatee-swimming.jp/
ダンス教室 公式サイト:https://dance-higashimuko.jp/
Instagram(石井さん個人):https://www.instagram.com/nishinooka_ishii
Instagram(テニスクラブ公式):https://www.instagram.com/nishinooka.tennis
📻番組概要
番組名:脱・税理士スガワラくんの Future Leaders Voice
放送局:金沢シーサイドFM / FM85.5MHz
放送日:2026年5月7日(木)
放送時間:17:00〜17:45
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Future Leaders Hub 編集部