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2026.02.24 18:00

「本気を出すのはまだ先」無職から月収100万円営業マンへ…Z世代起業家の“誰かの人生を背負う覚悟”


現代を牽引するZ世代は、働くことに何を求め、どのように向き合っているのか。このリレーコラム【Z FACE】では、今注目すべきZ世代自身が「働く」をテーマに自身の考えを展開します。彼らのリアルな声から、多様な価値観が交錯する現代における「働く」の本質を読み解くヒントを見つけ出します。

「働く」をテーマにしたコラムの第5回目は、株式会社Stok 代表取締役の下川巧記さん。調理師から無職、そして月収100万円の営業マンへ。「本気を出すのはまだ先」と思っていた青年が、“誰かの人生を背負う”覚悟を持った瞬間、人生は大きく動き出しました。利他の心が導いた起業の原点と、Z世代に届けたい「今、この瞬間から変われる」というメッセージ。その挑戦の軌跡を紐解きます。

「本気を出すのはまだ先」と思っていた無職時代

「このままでも生きてはいける。でも、本気を出すのはまだその時じゃない」、そんなふうに思っていた時期が、私にはありました。

1999年生まれ、福岡県那珂川市出身です。公務員の父とパート勤務の母のもと、4人家族の長男として育ちました。学生時代はテニスに打ち込み、県大会5位まで進みました。調理の専門学校を卒業後、蕎麦屋へ就職しましたが、「見習いは厨房に入らない」という会社の考え方に納得できず、1か月で退社しました。そこから半年間、無職の期間が始まります。

正直、自分は人より何をやってもそれなりにできると思っていました。やらないといけない状況になればやれる。だから今はまだ本気を出すタイミングじゃない。頑張るときついことも分かっているからこそ、できれば避けたい。

そんな慢心と甘えの中で、時間だけが過ぎていきました。

それでも心のどこかでは、「このままじゃダメだ」と思っていました。そこで「やりたいこと」よりも「自分の強みを活かそう」と考え、コミュニケーションを武器に完全歩合制の営業の世界へ飛び込みました。」

「自分のため」から「仲間のため」へ

必死に行動し、20歳で月収100万円を超える経験もしました。しかし、自分一人が稼ぐだけの働き方に限界を感じ、成長のために営業会社へ転職しました。そこで仲間を紹介し、一緒に働くようになります。ところが現実は厳しく、仲間たちは思うように稼げず、生活が成り立たなくなっていきました。

気づけば私は、自分の給料から彼らの生活費を支えるようになっていました。そのとき初めて、「誰かの人生を背負う」という感覚を持ちました。自分のためだけに働いていた頃とは、エネルギーの出方がまったく違いました。

人に貢献しようと利他的に動くことが、こんなにも自分を動かす力になるのかと驚いたほどです。

「自分が稼げるなら仲間も稼げる。仲間が稼げないなら、自分も稼げない」

この想いから、起業を決意しました。「起業するなら東京で学べ」という言葉をきっかけに上京。福岡も都会だと思っていましたが、東京はまったく別世界でした。感情ではなく、論理と数字で動くビジネスの世界に触れ、逆に大きなやる気が湧きました。

知人宅に住み込みながら、営業代行会社・株式会社Stokを設立。順調に進み始めた矢先、最大の取引先を失うという出来事もありました。それでも諦めずに立て直し、3年目には社員10人規模へと成長。現在は4期目を迎え、さらに高い目標に挑戦しています。

Z世代に「今、この瞬間」から変われる場を

株式会社Stokは通信キャリアの営業代行を行っています。

「本当はもっと頑張りたい」「チャンスが欲しい」と感じているZ世代に、成長の場を提供することを使命としています。学生時代に勉強を後回しにしてきた自分だからこそ、「スタートはいつでも今が一番早い」というメッセージを伝えたいと思っています。

若さは最大の財産です。本気を出すタイミングを先延ばしにしているうちに、時間はあっという間に過ぎていきます。私自身、「あと数年早く動いていたら、今はもっと違っていた」と感じることがあります。

だからこそ伝えたいのです。完璧な準備なんて必要ありません。スイッチを入れるかどうかは、今この瞬間に決められます。この文章を読んだあなたが、「自分ももう一度頑張ってみよう」、そう思えるきっかけになれば嬉しいです。

この記事を書いた人
下川巧記
株式会社Stok 代表取締役
1999年、福岡生まれ。調理の道を進んだが、違和感を感じ強みを活かせる営業会社に入社。入社半年で十社以上から引き抜きをかけられたが個人事業主になることを決意。 1年後1人の売り上げの限界を感じ将来を見据え『組織』を学ぶ為会社に入社。 2年後知人と『株式会社Stok』の設立。『1人を救うものは世界を救う』と言う理念を掲げ『誰かが誰かのために与えられる社会』を目指しています。

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