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2026.04.09 16:00

働きたくないのではなく、意味のない働き方をしたくない…Z世代の本音を知る起業家が問い直す「働く」の本質


現代を牽引するZ世代は、働くことに何を求め、どのように向き合っているのか。このリレーコラム【Z FACE】では、今注目すべきZ世代自身が「働く」をテーマに自身の考えを展開します。彼らのリアルな声から、多様な価値観が交錯する現代における「働く」の本質を読み解くヒントを見つけ出します

「働く」をテーマにしたコラムの第9回目は株式会社PLOWNOW代表の安井 元汰さん。Z世代に特化した採用支援を軸に、「挑戦をなくす」というビジョンを掲げて事業を展開しています。「働くとは、自分の意志を社会に描く行為」と語り、固定観念に縛られない新しい働き方を提唱。働くことを“共創”と捉え直すその思想と、これからの時代に求められる生き方に迫ります。


皆さん、こんにちは。株式会社PLOWNOWの安井元汰(やすいげんた)と申します。
弊社は「挑戦をなくす」というビジョンのもと、Z世代に特化した採用支援を中心に、企業と学生をつなぐ事業を展開しています。

「働く」をもっと自由に

僕にとって「働く」というのは、生きるための義務ではなく、“自分の意志を社会に描く行為”だと思っています。言葉を換えれば、「自分の生き方で誰かの希望をつくること」。

働くとは、本来もっと自由で、もっと人間的で、もっと面白いもののはずです。それを堅苦しいルールや固定観念が覆ってしまっているのが、今の日本社会の現実だと感じます。

僕はこれまで、学生時代から講演活動や起業を通じて、たくさんの“働く人”と出会ってきました。その中で感じたのは、「働く=我慢」と捉えている人があまりにも多いこと。“働くことはつらいもの”“若いうちは苦労すべき”――そんな言葉を聞くたびに違和感を覚えます。

働くことって、本来は自分の人生を彩る手段であって、誰かに決められるものではない。
好きなことを仕事にする必要はないけれど、働くことで“好きになれる自分”にはなっていい。たとえ失敗しても、「これが俺の選んだ道だ」と言える人生の方が、ずっと豊かだと思うんです。

働くとは、他人の期待に応えることではなく、自分の意志で生きること。その選択の積み重ねが「生き方」になる。だから僕は、働くことを“生きるの延長線”として捉えています。

「挑戦をなくす」ために働く

PLOWNOWの理念は「挑戦をなくす」。それは、“挑戦しない人を責めない社会”をつくることでも、“誰もが挑戦できる社会”を広げることでもあります。

挑戦には勇気がいる。でもその勇気を“当たり前”にできる環境を整えるのが、僕らの仕事です。

採用やキャリア教育、メディア制作など、僕たちが手がけるすべての事業の根底にはこの想いがあります。働くことがもっとカジュアルに、挑戦することがもっと自然に語られる社会。それが僕の描く「次の日本の働き方」です。

“働く”を縛っているのは、環境ではなく固定観念

多くの人が「働く場所がない」「自分に合う仕事が見つからない」と言います。でも本当は、場所でもスキルでもなく、“考え方”が働く自由を縛っている。

「会社に入らなきゃ」「正社員じゃないと安定しない」「20代は我慢」――そんな古い常識を一度壊してみたら、働くことはもっと軽やかで、自分らしいものになるはずです。

僕自身も、大学を中退して起業したときは周囲からたくさんの反対を受けました。でも、やってみたからこそ見えた景色がある。もしあの時、正解を探して立ち止まっていたら、今の自分はいなかった。

働くというのは、正解を探すことじゃなくて、自分の納得を積み重ねていくこと。“自分の人生を自分でデザインする”という感覚を、一人でも多くの人に届けたいと思っています。

これからの働き方は、「共に創る」時代へ

今の若い世代は、“働かない世代”だと誤解されがちです。でも、実際に彼らと関わる中で感じるのは、働きたくないのではなく、“意味のない働き方をしたくない”ということ。働く理由に納得したいし、自分の力が誰かのためになっている実感が欲しいんです。

だからこそ、企業は「人を雇う」のではなく、「一緒に創る仲間を迎える」発想に変わっていくべきだと思います。働く人も、会社に“居場所”を求めるのではなく、自分で“居場所をつくる”。そんな関係性が当たり前になれば、働くことはもっと楽しくなる。

働くを「契約」ではなく、「共創」に。それが、これからの社会のテーマだと感じています。

「働く」は希望である

僕は、“働く”という言葉に、ポジティブなエネルギーを込めたい。

働くことは、誰かを支えることであり、自分を表現することであり、未来を動かす行為だ。AIが進化しても、仕組みが変わっても、人が人として働く限り、そこにあるのは“想い”です。

挑戦が特別なことではなく、日常の中に自然に存在する社会。「働く=最高」だと言える社会。そんな未来を、僕たちPLOWNOWがつくっていきます。働くことをもっと自由に。もっと誇らしく。そして何より、もっとワクワクするものに。

この記事を書いた人
安井 元汰
株式会社PLOWNOW 代表取締役
大阪府交野市出身、24歳。高校3年時に学生講演家として起業し、全国の高校・大学・イベントで200回以上の講演を実施。大学在学中にキャリア教育スクール「ACC online school」を創業し、SNS集客のみで受講者600名を達成。大学3年時に中退後、2022年7月に株式会社PLOWNOWを設立。Z世代採用ブランディング事業を展開し、Z世代マーケティングと採用支援に強みを持つ。現在は天理大学客員講師として学生支援にも取り組んでいる。


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