K-1 大木 知葉社長が語る「格闘技の産業化」と新卒採用の真意 ~格闘技界の女性社長が掲げる「正義感・清潔感」と、100年続く組織への挑戦~【2026年新春インタビュー】
「K-1」を運営する株式会社M-1スポーツメディア(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:大木知葉)は、2026年の新春を迎え、格闘技団体としては極めて稀な「新卒採用」を軸とした経営戦略および方針について、代表・大木知葉の想いを公開いたしました。
格闘技を、一過性の興行から「100年続くプロスポーツ産業」へ。
大木社長が語る、組織の透明性と未来への投資の真意をお伝えします。

株式会社M-1スポーツメディアが推進する新卒採用は新生K-1がスタートした2014年より採用を開始し、格闘技興行を透明性の高い「近代的なスポーツビジネス」へとアップデートするための組織変革そのものです。そのため、K-1の新卒社員には入社直後からブランドの根幹に関わる重要な責任が与えられています。
部署により異なりますが新卒業務で象徴的なのは、年間30大会以上の興行を支える制作・運営業務。緻密なデスクワークから当日のオペレーションまでをワンストップで管轄し、興行ビジネスの全プロセスを自分事として動かすこと。また、情報発信の最前線であるSNS運用や広報業務、メディア対応も若手社員が主導。K-1が社会とどう向き合うべきかを体現する「顔」としての役割を果たしています。海外および国内で開催するK-1の世界展開に必要な言語と知識を活かした海外事業部人材としてのワールドワイドな業務、さらに、パートナー企業への協賛提案やグッズ企画においても、新卒社員の感性は不可欠です。
格闘技の社会的価値を言語化し、選手の個性を商品価値へと変換するこれらの業務は、スポーツを「産業」として育てる高度なビジネスアクションです。
過去の慣習に染まらない新卒社員の視点が、組織に健全な緊張感をもたらします。選手たちの夢とファンの熱狂を背負い、自らの手でスポーツの未来を切り拓く。これこそが、K-1で働くことの真の価値であり、私たちが次世代に託している大きな期待です。
そのような取り組みを行っている格闘技界の女性トップ、大木知葉社長に背景を伺いました。

■ 格闘技業界のアップデート。なぜ、いま「新卒」が必要なのか
――格闘技界において、新卒採用を継続的に行うのは非常に珍しい取り組みです。
その背景を教えてください。
大木知葉(以下、大木):
「K-1が新卒採用に本気で取り組む理由は、業界そのものを健全にアップデートしたいからです。
格闘技業界は長年、属人的でブラックボックスな運営が多く、『経験者しか分からない』『外からは見えにくい』世界でした。しかし、これからのK-1は透明で、説明責任を果たし、社会に開かれたスポーツビジネスでなければならないと考えます。
そのためには、過去の慣習に縛られない視点、常識を疑い仕組みとして整えようとする思考、そしてスポーツを“産業”として育てる意識を持った人材が必要です。新卒の皆さんは、業界の色に染まっていないからこそ、K-1を『変える側』になれる存在だと考えています。」
■ 経営指針としての「正義感・清潔感」の定義
――大木社長が掲げるK-1の「正義感」「清潔感」という言葉は、従来の格闘技のイメージとは一線を画します。これにはどのような想いが込められていますか。
大木:
「わたしが考える『正義感・清潔感』とは、格闘技ビジネスにおける誠実さです。
それは決して綺麗ごとではありません。ファンに対して分かりやすく説明できる運営をしているか、選手に対して夢や人生を預かる覚悟を持って向き合っているか、そして社会から見て胸を張れる組織であるか。という、ごく当たり前のことを、当たり前にやり続ける姿勢を指します。
新卒採用とこれが繋がる理由は明確です。クリーンな組織文化は、あとから修正するのが一番難しい。だからこそ、最初から正しい価値観を共有できる仲間と一緒に組織を作る必要があるのです。」
■ 2026年の抱負:世界へ羽ばたくK-1ブランドの再定義
――2026年、K-1はどのような進化を遂げるのでしょうか。ステークホルダーへの約束をお聞かせください。
大木:
「2026年、K-1はさらに進化いたします。既存社員、そして新卒で入社したメンバーの力を活かしながら、『世界に向けたK-1ブランドの再定義』を本格的に進めてまいります。具体的には、海外配信権とライセンスビジネスの拡充に注力します。
そして、ファン、選手、パートナー企業などすべてのステークホルダーに対し、安心して関われるプロスポーツ団体であり続けることを約束します。」
■ 未来の仲間たちへ。格闘技を「一生の仕事」にするということ
――最後に、K-1の門を叩こうとしている学生の皆さんにメッセージをお願いします。
大木:
「格闘技を『一生の仕事』にすることは、簡単ではありません。華やかに見える一方で、地道で責任も重い仕事です。ですが、辛い日はあってもつまらない日など一日もなく、新たな気づきと刺激の連続です。そして、ファンの皆さん、選手たちと喜びや感動を共有でき、ここでしか得られない経験がたくさん待っています。
ぜひ一緒に『100年続くK-1』をつくっていきましょう。我々K-1は、若き“宝”が全力で情熱を注げる組織で在り続けたいと思います。」
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100年続くK-1を全世界に展開!
新卒採用要項:https://www.k-1.co.jp/recruit
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【新卒入社社員のキャリアパス例:イベント事業部 課長 藤原 佑策 (入社6年目)】

2020年4月に「一ファンとして、K-1ブランドが巨大化していく過程を自分も一緒に支えたい」という情熱を胸に入社した藤原は、未経験ながら入社直後よりイベント事業部 主任に抜擢されました。
キャリアのスタートはコロナ禍という逆風の中でしたが、K-1アマチュアイベントの担当として、刻々と変わる状況下でいかに出場者を集めるかを徹底的に模索。その実行力が評価され、2022年には同事業部の係長に昇格。プロジェクトリーダーとしてアマチュア大会の運営を統括し、参加者営業のみならず、イベント収益の最大化という経営的視点での実績を積み上げました。
2024年1月からは課長に昇任し、現在はK-1グループのチケット販売戦略を一手に担っています。興行の収益基盤となる極めて責任の重いポジションにおいて、「1ミリのミスも許されない丁寧な実務」と「攻めの販売戦略」を両立。新卒入社からわずか4年で、K-1の興行ビジネスを中枢で動かすリーダーへと成長を遂げています。
【新卒入社社員のキャリアパス例:イベント事業部 係長 井上 大成 (入社4年目)】

2022年4月に新卒入社した井上は、K-1を単なる興行ではなく「緻密な設計が求められる高難度ビジネス」と捉え、運営のプロフェッショナルを目指しM-1の門を叩きました。入社直後には歴史的大会「THE MATCH 2022」の現場対応を経験。その後、わずか1年でADから主任へ昇格しました。
2024年3月からは「K-1アマチュア」のプロジェクトリーダーに就任。従来の慣習にとらわれない発想で、地方大会の出場制限見直しや写真販売システムの新規導入を断行し、選手の利便性向上と新たな収益源の創出を同時に実現しました。こうした「仕組みを変える力」が評価され、同年4月には係長へ昇進。現在はイベント運営に加え、選手のタレントマネジメントやラウンドガールの統括など、K-1ブランドの付加価値を高める多角的な業務に従事しています。
さらに、2024年末には年間表彰式「K-1 AWARDS 2024」のプロジェクトリーダーという大任を拝命。外部業者との設計交渉から全体スケジュールの統括まで、組織の象徴となる一大プロジェクトを完遂させました。入社3年目にして、マネジメントとイベント制作の両輪を回す、次世代リーダーの筆頭として活躍しています。
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【代表プロフィール】
大木 知葉(おおき ともは) 株式会社M-1スポーツメディア 代表取締役社長
格闘技団体「K-1」を運営する組織のトップとして「好きを仕事にする」を体現する、格闘技界の女性トップ。
大学時代に教員免許を取得したが、自身の心に従いスポーツ新聞記者、そして「PRIDE」運営へと転身。採用倍率の壁を自作のマーケティング資料で突破した行動力は、今も経営の根底に流れている。 約8年間にわたる武尊選手のマネジメントを通じて、選手と二人三脚で格闘技界の熱狂を支えてきた。2023年に現職に就任。プライベートでは育児にも奔走する一児の母。多忙なスケジュールをこなしながらも、「辛いと思ったことは一度もない。毎日が楽しい」と語るポジティブな姿勢は、新卒社員や若手スタッフの指針となっている。


*母校で講演会をし、約300人の中学生の前で夢を語った際の大木の様子
プロフィール

株式会社M-1スポーツメディア 代表取締役社長
大木 知葉
格闘技団体「K-1」を運営する組織のトップとして「好きを仕事にする」を体現する、格闘技界の女性トップ。
大学時代に教員免許を取得したが、自身の心に従いスポーツ新聞記者、そして「PRIDE」運営へと転身。採用倍率の壁を自作のマーケティング資料で突破した行動力は、今も経営の根底に流れている。 約8年間にわたる武尊選手のマネジメントを通じて、選手と二人三脚で格闘技界の熱狂を支えてきた。2023年に現職に就任。プライベートでは育児にも奔走する一児の母。多忙なスケジュールをこなしながらも、「辛いと思ったことは一度もない。毎日が楽しい」と語るポジティブな姿勢は、新卒社員や若手スタッフの指針となっている。
商品・サービス情報

立ち技格闘技「K-1」
K-1とは“KOを目指して戦う”立ち技格闘技。
選手たちが「殴る・蹴る」で相手を倒すことを一番の上位概念とし、KOを狙う選手の姿勢、ダメージを伴う攻撃、倒しに行く攻撃・スタイル・姿勢が評価される。
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1993年に日本で産声をあげた「K-1」。重量級ファイターたちが激突する世界最高峰の戦いが支持を集め、ピーク時には国内地上波3局と135カ国でテレビ放映され、最高9万人の大観衆を集めるが、2011年を最後に活動休止の状態が続いていた。
2014年5月に新たな組織体として「K-1実行委員会」が発足し「新生K-1」をスタート。定期的に大会を重ね、2017年3月に“新生K-1史上最大のビッグマッチ”として「K’FESTA.1」を成功させる。
2022年4月には、「新生K-1」として初めてK-1旗揚げの場所でもある国立代々木競技場第一体育館での大会を開催した。
また2024年1月に全世界のK-1世界ライセンス取得して、K-1の世界戦略を打ち出した。
「K-1」の大目標として格闘技の産業化を目指し、100年継続する事業を構築すること掲げて「K-1実行委員会」は活動を行っている。

K-1各階級
世界的に選手層の厚く、日本人ファイターも輝く舞台として、
軽・中量級のバンタム級“-53kg”、
フェザー級“-57.5kg”、
ライト級“-62.5kg”、
ウェルター級“-67.5kg”、
ミドル級“-75kg”、
クルーザー級“-90kg”、
ヘビー級“-100kg”、
スーパー・ヘビー級“100kg以上”、
女子アトム級“-45kg”、
女子ミニマム級“-48kg”、
女子フライ級“-52kg”
と、全15階級が存在する。
K-1各階級のチャンピオンは、2014年から国内外のトップファイター8選手参加の「ワンデートーナメント」形式で決定。
そして、チャンピオン選手がチャレンジャーを迎えて、タイトルマッチ=防衛戦を行っている。
現在のチャンピオンはこちら→https://www.k-1.co.jp/fighter
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Future Leaders Hub編集部