28歳で家業に入り、1年で超難関資格を取得「知らないことが嫌だ」女性社長が語る“超探究型キャリア”
登り始めてから「これはエベレストだった」と気づいた——それでも1年で超難関資格に合格し、頂上に到達してしまう人がいます。
7月2日(木)放送の『Future Leaders Voice』のゲストは、イチエ建匠の代表取締役・松尾智佳子(まつお・ちかこ)さん。岡山を拠点に創業37年、注文住宅とクリニックの設計施工を手がける工務店の2代目女性社長です。
「知らないことが嫌」という性格が、彼女のキャリア支えていました。
創業37年、岡山の工務店が「棟数を追わない」理由
IMALU:イチエ建匠さんはどんな会社なんでしょうか?
松尾:岡山を拠点に、注文住宅と店舗・クリニックの設計施工をさせていただいています。一期一会の思いを社名に込めていて、今年で37年目になります。
スガワラくん:30年以上続く会社って1%もないんですよ。すごい会社ですよ。
IMALU:イチエ建匠さんの特徴ってどんなところですか?
松尾:デザインと性能を両立させるということを大切にしています。デザインを優先しすぎると断熱性能が落ちてしまう。逆に性能を取ると、画一的なデザインになってしまう。そのちょうどいいバランスを両方取るのが、意外に非常に難しいことで。
IMALU:他の工務店さんも目指したいところだと思いますが、なかなか難しいんですか?
松尾:難しいですね。性能が落ちたら次に何を使おうかと調べて、見に行って、実験してみるという作業が必要なので、棟数を追っている会社さんにはなかなかそのお時間が取れないかなと。だからうちは棟数は追っていません。
スガワラくん:棟数を追わないと逆にたくさん注文が来る、逆に追ってると来なくなる、というのはありますよね。

行きたくない場所を「居心地のいい空間」に変える仕事
IMALU:クリニックも設計されているんですよね。住宅と作り方は違うんですか?
松尾:もうまったく別物です。住宅は住み心地を大事にしますが、クリニックは安全・衛生面に加えて、患者様の安心感とスタッフの動線が大事です。処置室からここに行けるとか、見えないところの動線づくりが結構大切で。動線がうまくいかないと、患者さんのお待たせする時間が長くなってしまうので。
IMALU:最近クリニックっておしゃれですよね。
松尾:そうですね。病院ってあまり行きたくない場所なので、患者様の安心感をしっかり感じていただける空間づくりは大事に設計しています。
スガワラくん:それと、モデルハウスで「こんな家いいな」って憧れる感覚と、実際に住む家ってちょっと違いますよね。
松尾:そこも大事なポイントです。「いいな」「好きだな」を増やしていただくのはいいんですが、やっぱり住み心地が一番。そこをメインにプラスアルファで考えてもらうほうがいいですね。

「知らないことが嫌!」猛勉強して一級建築士を取った話
IMALU:松尾さんはわからないことがあると学ばずにはいられないと聞きましたが。
松尾:知らないことがあるのが嫌という性格なので、なんでも学びに繋げて全部吸収したいという性格です。小さい頃から好奇心と探究心が人よりあったのかなと。
IMALU:建築の勉強はどんなふうにされてきたんですか?
松尾:28歳のときに父から家業を引き継いで、右も左もわからなくて。すぐ専門学校を調べて、会社に行きながら夜間は専門学校、お休みの日は資格学校に通って、6年間365日勉強という日々でした。一級建築士を取るまでに登り始めてから「あ、これは富士山じゃなくてエベレストを登ってるんだな」と途中で気づいたんですが(笑)、1年で取得しました。
スガワラくん:1年でエベレスト登っちゃった(笑)。宅建も持ってるんですよね?
松尾:一級建築士、一級施工管理技士、宅建と持っているので、土地を探すところから引き渡しまで全部できます。これも知らないことが嫌という性格から、何でも知識を得たいというところで。ただ大変でした(笑)。
IMALU:新しい建物ができると見にいくって本当ですか?
松尾:場所問わず行きたくなります。皆さんと見るポイントが違って、「どうやって収めてるんだろう?」「この素材を使ったらこう見えるんだ」という視点で、触ったり寸法を測って図面に落とし込んでみたりして学びを深めています。人のうちに行ったときも玄関からトイレまで隅なく見てますね(笑)。天井高とか奥行き、窓のサイズとか、どんな空間になっているかを確認して次に活かしています。
「知らないことが嫌」というシンプルな性格が日々の学びへと変わり、ウェディング・不動産・建設とまたいだキャリアを支えていました。Z世代にも学びになる松尾さんのキャリア論の全容は、ぜひ動画本編でチェックしてください!

🗣️出演者プロフィール
●ゲスト:松尾智佳子(まつおちかこ)
イチエ建匠 代表取締役。
岡山を拠点に創業37年の工務店2代目。ウェディング業界・不動産業を経て28歳で家業に入り、夜間専門学校と資格学校に6年間通い一級建築士・一級施工管理技士・宅建を取得。「知らないことが嫌」という探究心を武器に、デザインと性能を両立させた住宅・クリニック設計を手がけている。
●メインパーソナリティ:脱・税理士スガワラくん(本名:菅原由一)
SMGグループCEO。自身のYouTube登録者数160万人超。「脱・税理士」を掲げ、本番組でも日本中の経営者やリーダーたちに、明日から使えるビジネスの知恵と勇気を届けています。
●アシスタント:IMALU
タレント。テレビやラジオで幅広く活躍。東京と奄美大島の2拠点生活など、既存の枠にとらわれない生き方を自ら実践中。視聴者に近い視点からゲストの核心に触れる質問を投げかけ、対談に深みを与えています。
📢松尾智佳子(イチエ建匠)さんの最新情報
会社HP:https://www.ichiekensho.co.jp/
会社Instagram:https://www.instagram.com/ichiekensho/
Instagram(松尾智佳子):https://www.instagram.com/chikako.matsuo_ichie/
📻番組概要
番組名:脱・税理士スガワラくんの Future Leaders Voice
放送局:金沢シーサイドFM / FM85.5MHz
放送日:2026年7月2日(木)
放送時間:17:00〜17:45
あなたにおすすめの記事
家族4人で月14万円生活…弟の学費を払うために進学を諦めた「貧困少女」が経営者になるまで
【AI時代を生き抜く「現場力」】建設業は超ブルーオーシャン? AIに代替不可能な「究極の対人スキル」の磨き方
「家を見てからローン」はもう古い。俳優⇒演歌歌手マネージャーを経た異色の経歴社長、住宅購入の“逆転”新常識
「あの時挑戦すればよかった」と後悔しないために…人生の選択肢を広げる“資産形成のロードマップ”
違和感を感じたら即ストップ。現場歴48年のプロが教える「判断力」の鍛え方
【2040年問題】日本の道路の75%が寿命に? 建設業社長が明かす“日本のインフラ危機”
「儲からない罠」を回避せよ! 1万円売って利益300円から抜け出す“飲食店経営の正解”
声は「ビジネスパーソンの武器」になる。プロが明かす“説得力が宿る声のメカニズム”
塾生2300人が熱狂するコミュニティの裏側。スガワラくんの右腕から見た「経営塾」の正体
Future Leaders Hub 編集部