定時帰宅では成長できない?若いうちに泥臭くやり切り、「仕事=生きがい」に変えるキャリアの構築論
「バランスを取るのではなく、仕事と休みを織り交ぜていくべき」——働き方の常識について、中野さんはそう言い切りました。
9月24日(木)放送の『Future Leaders Voice』に登場したのは、前回に引き続き株式会社カチモチの代表取締役・中野宏和(なかの・ひろかず)さん。今回のテーマは「ワークライフブレンド派」。仕事と生活を切り分けずに「混ぜる」という考え方の意味から、中野さんが仕事を「生きがい」と語る理由までを聞きました。
「仕事は生きがい。これが楽しくないと、自分の人生も楽しくない」という中野さんの仕事観には、スガワラくんも共感を寄せました。
定時で帰るよりやり切る喜びを選ぶ
IMALU:今回のテーマは「ワークライフブレンド派」です。「ワークライフバランス」はよく聞きますが、「ブレンド」は中野さんの言葉なんですか?
中野:とある研修会社さんの言葉をお借りしているんです。担当してくださっている方が「今うちはブレンド派なんですよ」とおっしゃっていて、「これめちゃくちゃいいな」と思いました。
スガワラくん:僕、その言葉初めて聞きました。
中野:意味を聞いたら、「働く時はどっぷり働く。休む時は、2日3日しっかり休む」と。17時、18時の定時で帰るというより、やり切ってクタクタになるまでお客様のことを考えて働いて、休む時は休む。それをいろいろ混ぜ合わせていくのが我々のスタイルなんだ、ということでした。
スガワラくん:一言で言うと、「働け」ですね。
中野:カチモチのお客様は経営者さんで、経営者さんは24時間働いているわけです。昭和の栄養ドリンクのCMじゃないですけど(笑)、そういう方を支援するには覚悟が必要で、1日12時間、14時間になる日も、それが5日、6日続く時もあるだろうと。強制はしませんが、お客様の喜びに執着して働くことをやりがいと感じられる人を採用したい。だから今年の採用テーマは「ワークライフブレンドで行こう」なんです。

1日単位ではなく「人生」でバランスを取る
スガワラくん:僕は「ワークライフバランス」を、1日単位じゃなくて「人生」で測っているんです。働き盛りの時はとことん働く、それが「ワーク」。老後に「ライフ」を充実させたほうがいいと思っていて、若い頃からライフを充実させると、老後に苦労するんです。だから働ける時に働こうと。ただ、労基法がなかなかそうはさせてくれないんですよね。なんで働く時間を国に「働くな」と規制されなきゃいけないのか、おかしいなと思っちゃいます。
中野:難しいところですよね。そのあたりをどうクリアしていらっしゃるのか、研修会社さんのノウハウを、今まさに掴みに行っているところです。
IMALU:「まだ働きたい、もっと頑張りたい」という人にとっては、時間で決められてしまうと難しい面もありますよね。
中野:それが転職のきっかけになっている、というニュースも見ました。働けない、成長できない、じゃあ転職しようという流れが社会構造上の問題になっているんじゃないかと。だからそこはもう、バランスじゃなくて、織り交ぜていくべきだと思うんです。
IMALU:ただ、日本人は働きすぎだった面もあるので、「一回止まってみよう」というきっかけにはなったのかもしれないですけどね。
スガワラくん:仕事以外にも人生楽しいことはいっぱいあるよ、っていうね。日本人は真面目ですから。
IMALU:中野さんは、昔からずっと仕事が大好きだったんですか?
中野:レコード会社の頃は、1日に50時間あるんじゃないかというつもりで働いていました。夜はDJさんのところに行って、翌朝は店に布団があったので、そこで寝てそのまま出勤する、というのを1週間続けたこともあります。好きなことを仕事にしてきたのが大きいかもしれないですね。

仕事自体が楽しくないと、人生が楽しくない
スガワラくん:若い頃に「これをやっておけばよかった」と思うことはありますか?
中野:親孝行ですね。私は両親が早くに他界していて、親の相続の手続きも自分でやったんです。母は私が22歳の頃、レコード会社で働いている時に亡くなったので、税理士になった私も、結婚した私も知らないんです。父は私が36歳の時、税理士になってすぐに他界したので、結婚も税理士になった姿も見てくれましたが、母とセットで見てほしかったなという思いはあります。
IMALU:その頃は仕事を覚えるのに必死な時期で、親孝行をする余裕もないですよね。
中野:本当に必死でした。
スガワラくん:自分が親になると、親の気持ちも分かりますからね。中野さんにとって、「仕事」ってどんな存在ですか?
中野:仕事は生きがいですよね。仕事って、相手がいないと成り立たないんです。自分が幸せになることが大前提で、自分の特技や知識を通じて相手に喜んでいただいて、それにお金がついてくる。だから仕事自体が楽しくないと、自分の人生も楽しくない。生きがいに感じてもらえる環境にしていきたいという思いがあります。
スガワラくん:仕事をストレスと感じるか、生きがいと感じるかで、人生の充実度はまったく変わりますからね。
IMALU:最後に、これからの日本を支えるZ世代へメッセージをお願いします。
中野:Z世代の方はAIの感度も早くて、「これとこれを繋げればこの課題が解決するんじゃないか」をAIでササッとやってしまう。私の時代はネットすら触れるかどうかでしたから、考えるスピードが早いなと感じます。追いついていかないと危機感もありますし、頼もしくもあります。Z世代にしかない部分と、我々の世代にしかない部分をどうブレンドさせるか。それもワークライフブレンドなんじゃないかなと思います。
「バランス」ではなく「ブレンド」——どっぷり働き、しっかり休むという働き方の先には、仕事を生きがいと言い切る中野さんの人生観がありました。対談の全容はぜひ動画本編でチェックしてください!

🗣️出演者プロフィール
●ゲスト:中野宏和(なかの・ひろかず)
株式会社カチモチ 代表取締役。
税理士としての知見を活かし、M&A仲介で71件の実績を持つ。レコード会社勤務を経て税理士を目指し、事業承継・相続に特化した税理士として12年以上のキャリアを積む。2025年12月、契約後の経営統合支援(PMI)に特化したサービス「カチモチ」を設立した。
●メインパーソナリティ:脱・税理士スガワラくん(本名:菅原由一)
SMGグループCEO。自身のYouTube登録者数160万人超。「脱・税理士」を掲げ、本番組でも日本中の経営者やリーダーたちに、明日から使えるビジネスの知恵と勇気を届けている。
●アシスタント:IMALU
タレント。テレビやラジオで幅広く活躍。東京と奄美大島の2拠点生活など、既存の枠にとらわれない生き方を自ら実践中。視聴者に近い視点からゲストの核心に触れる質問を投げかけ、対談に深みを与えている。
📢中野宏和(株式会社カチモチ)さんの最新情報
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📻番組概要
番組名:脱・税理士スガワラくんの Future Leaders Voice
放送局:金沢シーサイドFM / FM85.5MHz
放送日:2026年9月24日(木)
放送時間:17:00〜17:45
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Future Leaders Hub 編集部