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2026.06.18 16:00

「年収を上げたい」から起業へ…社会保険労務士と行政書士で成功した兄弟が振り返る“20代の情熱”


社会保険労務士と行政書士。それぞれ異なるフィールドで専門性を発揮し、法人を率いる兄弟がいます。BIZARQ社会保険労務士法人の八木雄大氏と、BIZARQ行政書士法人の八木敬大氏。

若くしてそれぞれの道を歩み、組織をリードする彼らは、現代の働き方やキャリアについて何を思うのか。もし今、学生時代に戻るとしたら、どのような選択をするのだろうか。

今回のインタビューでは、彼らの仕事観の原点、そして未来を担う若者たちへの熱いメッセージに迫ります。そこには、時代が変わっても色あせることのない、成長への確かな指針がありました。

体力のあるうちに強度の高いところで働く

「もし今、学生で就職活動をするとしたら、どんな働き方を選びますか」。その問いに対し、弟の敬大氏は迷いなく答えます。

「体力だけはある20代のうちに、世間的にブラックと言われるようなところや、労働時間が長かったり、プレッシャーがかかったりするような、強度の高いところで働くのはすごくいい経験だと思っています」

もちろん、実際にその選択をするかは別問題としながらも、30代以降に活躍したいのであれば、「若いうちは苦労を買ってでもしろ、というのは正解なのかなと思います」と自身の考えを語りました。

一方、兄の雄大氏も「めっちゃ同じ意見です」と強く同意します。

「中途半端が一番よくない。ちゃんと整っている大企業か、死ぬほど働かなきゃいけないドベンチャーか。極端にどっちかを経験するのがいいと思います」

大手企業で仕組み化の「正解」を学ぶ経験も、ベンチャーで自ら全てを動かす経験も、どちらも後のキャリアにとって大きな財産になる。2人の言葉からは、若いうちにしかできない挑戦的な経験こそが、未来の自分を形作るという共通の哲学が浮かび上がってきます。

プライベートの充実も「そのときしかできないこと」

ともに起業し、ビジネスを拡大される2人ですが、20代は異なる道を歩んでいたようです。

敬大氏は、新卒で入社した会社が比較的落ち着いた環境だったため、危機感を覚えて自己研鑽に励んでいたと語ります。「このままじゃまずいぞ、という感じでビジネス書を読んだり、雑誌を年間購読したりしていました」しかし、その一方で後悔もあると言います。

「振り返って思うのは、もっとプライベートで遊んだり、人間関係を築いたり、仕事以外のところをもっと全力でやってもよかったのかなって。そういうのは、そのときにしかできないですから」

仕事に打ち込むあまり、後回しにしていたプライベートの充実。その大切さを、今の視点から見つめ直しているようです。

一方、雄大氏は、「仕事以外に熱中したことはなかったですね」と率直に語ります。彼を突き動かしていたのは、「年収を上げたい」という強い思いでした。

「年収を上げる手段が起業で、そのチャンスに恵まれたからそうした、という感じです。目の前にチャンスがあって、それに飛び込んでみるかどうか。行動しないと何もスタートしないなとは思います」

仕事が楽しいと思えた瞬間について、敬大氏は「営業成績がよくて社内表彰を受けるなど、目に見える結果を得られたとき」と個人の達成感を挙げました。一方、雄大氏は「チームとか会社の目標を達成できたときのほうが楽しかった。みんなで喜び合えたときですね」と、チームでの成功に喜びを見出していたと語ります。

それぞれの20代。異なる経験の中にも、未来を見据えて行動し続ける情熱が確かに存在していました。

嘘をつかない、ごまかさない「素直な姿勢」

一方、一緒に働きたい若者像を聞いてみると、2人から驚くほど一致した答えが返ってきました。

「若い子だったら、やっぱり素直なこと。嘘をつかない、ごまかさないとか。そういう姿勢を持っている人だったら成長してくれるかなと思います」と敬大氏。

若手には即戦力ではなく、将来のリーダーとしての「伸びしろ」を期待しているからこそ、その土台となる誠実さを何よりも重視すると言います。

「あとはポジティブな面で言うと、面倒見がいいとか、周りを巻き込むとか。飲み会の幹事を自らやるような子はいいかなと思いますね」

雄大氏も「まったく同じ回答」と頷きます。

「言われたことを素直に取り入れてやってみるとか、そういう人がやっぱり伸びていく。自分で学ぶことも大事ですが、成功してきた先輩たちの話を取り入れてやっていったほうが近道だと思うんです」

変なプライドを持たず、人の話に耳を傾け、素直に行動に移せること。それが、成長への最短ルートであると、2人は口を揃えました。

異なる専門分野で活躍しながらも、その根底に流れる価値観は驚くほど似ている八木兄弟。彼らの言葉は、キャリアに悩む多くの若者にとって、確かな道しるべとなるのではないでしょうか。

挑戦を恐れず、誠実に、そして素直に。未来を切り開くヒントは、そんなシンプルな姿勢の中に隠されているのかもしれません。


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