商品ではなく「体験価値」を届ける…赤面症を克服した3代目社長が“毎日発信”で熱狂を生んだファン化戦略
「この商品が伝える価値って何なのか」——それが、営業でもSNSでも一番最初に考えることでした。
9月24日(木)放送の『Future Leaders Voice』に登場したのは、前回に引き続きリサール酵産株式会社の代表取締役・飯川隼斗(いいかわ・はやと)さん。今回のテーマは「価値を伝える発信戦略」。顔出しに抵抗があった社長がYouTubeを毎日発信するようになった経緯から、ギネス記録の日の反響、カルスへの問い合わせが急増して新工場を建てるまでを聞きました。今回が最後の出演となります。
先行していたブランド名「カルス」に、社名と社長の顔が追いついてきたといいます。
商品ではなく「価値」を伝える戦略
IMALU:今回のテーマは「価値を伝える発信戦略」です。商品を売り込むのではなく、まず「価値を伝える」ことを大切にされているそうですが、どういう意味なんでしょうか?
飯川:競合品はいろいろあるので、この商品が伝える価値って何なのかを、営業でもSNSの発信でも、一番最初に意識しています。
スガワラくん:よく「ドリルを買う人は、ドリルが欲しいんじゃない。穴を開けたいから買うんだ」って言いますよね。もっと言うと「家族が幸せになる家を作りたいからドリルを買う」と。カルスが欲しいわけじゃなくて、カルスを使ったその後の豊かな生活を届けるということですよね。
飯川:循環型の農業やガーデニングだと、ガーデナーさんの中には、かわいがって育ててきたのに枯れてしまった時、燃えるゴミに捨てるのが申し訳ないという気持ちがあったそうなんです。カルスと出会って、育ててきたものを次の植物の栄養に変えられる。それが命の循環につながるから、カルスには価値があるとおっしゃる方もいます。

赤面症を克服した社長がカメラの前に立つまで
IMALU:YouTubeを毎日更新されていますが、始めようと思ったきっかけは何だったんですか?
飯川:きっかけはスガワラさんなんです。スガワラさんのYouTubeを見て。当時からカルサーさんがいて、YouTuberの方が「カルスがいいよ」と推し活のように紹介してくれていたんですが、私は顔を出さず、ナレーションだけで細々とやっていました。ここで身をもって発信したら、ファンが増えて認知度も上がるんじゃないかと思って、始めたんです。
スガワラくん:絶対に顔出しはした方がいいんですよ。特にイケメンだし。
飯川:もともとは顔出しに抵抗があって、絶対に嫌だと思っていたんです。コロナ禍からYouTubeを始めたんですが、4、5年は月に1本も上げないくらいのペースでした。
スガワラくん:今はカメラの前でハキハキ話されていますけど、YouTubeを始めてご自身に変化はありましたか?
飯川:元々、大学時代くらいまで赤面症だったんです。人前で話すと汗だくで顔も赤くなって、喋れないタイプでした。それを克服して、むしろ人前で話すのが得意になりました。前職では新入社員の代表挨拶に自分から手を挙げたり、スピーチのトレーニングスクールにも通って、結論から答えて補足していく話し方の構成も学びました。
スガワラくん:最初から大きな反響はあったんですか?
飯川:徐々にですね。「カルス」というブランドが先行していて、「リサール酵産」という社名は覚えていない、私が社長ということも知らない、という方が多かったんです。顔を出して毎日配信して1年、ようやくそれが追いついてきたかなと思っています。

需要の急増が導いた「8億円の新工場」
スガワラくん:手応えを感じた出来事はありましたか?
飯川:イベントに超長蛇の列ができたときですかね。カルスを買うための列に加えて、私と話したいという列もできて。お一人お一人と1対1でお話しするので、順番待ちが出てしまって、「剥がす人」を用意しなきゃいけないかなと思うくらいでした。
スガワラくん:すごい! YouTubeで見ている人からしたら、リアルに会えるって特別ですよね。ちなみに、問い合わせが急増して、供給が追いつかなくなったこともあったそうですね。
飯川:そうなんです。企業案件ではなくて、いろんなYouTuberさんがカルスNC-Rを取り上げてくれて、そのタイミングが一斉に重なりました。家庭菜園向けの1kgのカルスは、私が入社した8年前は単月で20袋くらいしか売れていなかったのが、今は月2万袋くらいまで販売できています。平成初期からある工場だけでは製造が追いつかなくなって、昨年8億円の資金調達をして、新しい工場を建てました。銀行からは当初「過剰融資だ」と言われて、当時の年商は2億円くらいでしたから交渉は大変でしたが、最終的に決済が下りました。
IMALU:おじい様が昭和に作った会社が、孫の代でこんなにパワーアップして。素晴らしいですね。
飯川:ただ、私が入社したきっかけは創業者の他界なので、創業者は私が後を継いでいることを知らないんです。
IMALU:最後に、Z世代の皆さんへメッセージをお願いします。
飯川:とにかく「やり切る」、目標を掲げてやり切ることを意識してほしいですね。人って目標を掲げることもあまりしないし、そもそもチャレンジしないんです。まずは目標を掲げて、1つの目標に向かって全力で走る。そうすると応援してくれる人が付いてきますし、自分を追い込んで、やらなきゃいけない環境に身を置けます。それが、これからの仕事の精度や目標の値を変えていくんじゃないかと思っています。
「この商品が伝える価値は何か」——その問いを軸に、顔を出して発信を続けてきた1年が語られました。今回の対談の全容はぜひ動画本編でチェックしてください!

🗣️出演者プロフィール
●ゲスト:飯川隼斗(いいかわ・はやと)
リサール酵産株式会社 代表取締役。
創業50年を迎える同社の3代目。農業用微生物資材「カルスNC-R」の製造・販売を手掛け、YouTube「ハヤトの土作り教室」を毎日投稿中。「最も売れた土壌改良資材」としてギネス世界記録を取得したほか、新工場も建設した。
●メインパーソナリティ:脱・税理士スガワラくん(本名:菅原由一)
SMGグループCEO。自身のYouTube登録者数160万人超。「脱・税理士」を掲げ、本番組でも日本中の経営者やリーダーたちに、明日から使えるビジネスの知恵と勇気を届けている。
●アシスタント:IMALU
タレント。テレビやラジオで幅広く活躍。東京と奄美大島の2拠点生活など、既存の枠にとらわれない生き方を自ら実践中。視聴者に近い視点からゲストの核心に触れる質問を投げかけ、対談に深みを与えている。
📢飯川隼斗(リサール酵産株式会社)さんの最新情報
公式サイト:https://www.resahl.co.jp/
YouTube:https://www.youtube.com/@resahl
Instagram:https://www.instagram.com/resahl.kousan/?hl=ja
X(Twitter):https://x.com/resahl
📻番組概要
番組名:脱・税理士スガワラくんの Future Leaders Voice
放送局:金沢シーサイドFM / FM85.5MHz
放送日:2026年9月24日(木)
放送時間:17:00〜17:45
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Future Leaders Hub 編集部